なっつLIFE〜気にしぃナースの日常〜

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【認定看護管理者ファーストレベルの実際】30代前半の子育て中に受講した感想!

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こんにちはなっつです!

 

私は前職で看護主任を務めていました。

主任になって少ししたころに認定看護管理者ファーストレベルも受講しました。

 

認定看護管理者なんて聞くと、

「大変そう」「課題が多そう」など

ネガティブなイメージを抱く方も多いのではないでしょうか。

 

大規模な病院だと、役職がつくと必ずファーストレベルを受講すると決まっているところもあるようです。

 

この記事では、30代前半でファーストレベルを受講した時の体験談をお伝えします。

 

この記事はこんな人におススメ!!

・看護主任、師長でファーストレベル受講予定の方

・上司にファーストレベルの受講を進められたけど、迷っている方

・将来管理職を目指して、頑張っている中堅看護師さん

 

 

看護管理者ファーストレベルとは

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看護管理者ファーストレベルの目的

【教育目的】
1. 看護専門職として必要な管理に関する基本的知識・技術・態度を習得する。
2. 看護を提供するための組織化並びにその運営の責任の一端を担うために必要な知識・技術・態度を習得する。
3. 組織的看護サービス提供上の諸問題を客観的に分析する能力を高める。

資格認定制度 | 日本看護協会 » 認定看護管理者

 

ファーストレベルという名前の通り、看護管理者としての基本を学ぶ場です。

 

受講動機は人により様々で、

大規模病院で、役職がつけば必ず受講しなければならないという決まりがあったから。

管理職になって、自分の役割が分からなかったから。

上司に進められて、渋々参加した。

などをよく聞きました。

 

受講対象者

受 講 要 件

1) 日本国の看護師免許を有する者。
2) 看護師免許を取得後、実務経験が通算 5 年以上ある者。
3) 管理的業務に関心がある者。

認定看護管理者教育課程 | 兵庫県看護協会

 

役職がなくても受講できるようです。

私が受講した時は、役職についていない人はいませんでした。

約半数が師長、残り半数が副師長・主任というような割合でした

 

年齢層は30代~50代でしたが、40代の方が多かったように思います。

私は30代前半の時に受講したのですが、そのクールの中では最年少でした。

 

ファーストレベル講義内容

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カリキュラム・講義日程

 ヘルスケアシステム論 Ⅰ15時間

 組織管理論 Ⅰ15時間

 人材管理 Ⅰ30時間

 資源管理 Ⅰ15時間

 質管理 Ⅰ15時間

 統合演習 Ⅰ15時間

          計105時間

 

 修了要件

1) 各教科目の所定時間数の4/5 以上を出席している事。
2) 各教科目のレポート評価がC 以上(A・B・C・D の4段階評価)である事。 

(看護協会HPより)

 

私が受講した時は150時間のカリキュラムでしたが、現在はこのようになっています。2018年から改訂されたようですね。

 

講義日程は各施設で異なります。

私が受講した時は、基本月~金曜日9:30~16:30でした。(祝日がある週は土曜日に振り替えて講義がありました。)

 

科目によっては1日休んだだけで単位が取れないものがあるので、

自分の体調管理はもちろんですが、子供が熱を出さないかハラハラしていました。

 

講師陣

講師は、看護大学や近隣の公立病院から来られる場合が多かったです。

看護系の本を出されている方や、研修会を開かれている方など、看護分野で有名な方も来られます。

 

講義形式

講義形式は講師によって全く異なります。

 

・ファーストレベル開始時に購入する教科書を使用する座学

・講師が用意した資料を使用した座学

・講義を元にグループワークを行うアクティブラーニング

 

前半は座学が多く、後半になるほどグループワークが多かった印象です。

前半で基本を頭にいれてから、後半で実践に生かせる方法を考えるという感じですね。

 

私はグループワークが苦手なほうなのですが、意外とスムーズに輪に入れたと思います。

前半は知らない人ばかりで緊張して何話そう...ということもありましたが、

後半にはいると、1カ月ほどともに学んできたこともあり、他の受講者とも打ち解け、仲間意識も生まれて、グループワークが盛り上がります。

 

休憩時間の過ごし方

お昼は1時間休憩時間がありました。

同じ病院から複数人参加している場合は、その病院の人たちで集まって休憩していることが多かったです。

 

私は一人で参加したので、どうしようかな~と思っていたのですが、

たまたま帰り道が同じ人と仲良くなることができて、いつも3~4人で一緒に休憩していました。

 

休憩時間内なら外にでてもいいので、近くにお昼ご飯を食べに行って気分転換をすることもありました。

 

ほとんどの人が、ご飯を食べた後は雑談をして過ごしていましたが、
パソコンを持ち込んで、その日の課題を休憩時間中に書いてしまうという強者もいました。

 

 

課題・レポート

毎日の課題

これが皆さん一番気になると思います。

毎日行うことは、その日に受けた講義の感想をA41枚にまとめて提出するというものでした。

 

講義がどのような内容だったかに加えて、自分にとってどのような意味をもったかについて、自分のことに当てはめて書く必要があります。

文字数などの規定はないので、A41枚であれば何文字でも良いと言われました。

しかし、あまりに少ないと、印象が悪い気がしたので、2/3程度は埋めるようにしていました。

 

その日に1科目しかない日は1枚だけでいいのですが、2科目ある日は2枚書かないといけない為、大変でした。

 

講義を受けながら、今日の感想はこれを書こうと意識しながらまとめていると、スムーズに書けると思います。

 

私は子供を早く寝かせてから、夜にいつも書いていました。帰りの電車で、だいたいの書きたいことをメモしておいて、思い出しながら夜に一気に書くという感じで乗り切れました!

 

 

科目レポート

一番大切なのは科目レポートです。科目レポートで合格点を取らないと、修了書をもらうことが出来ません。

講師によってレポート内容は異なりますが、多くのレポートが、自身の施設の問題点を挙げて、それを解決するために自分がどう取り組むのかを記載するという内容でした。 

 

講義を通して、自身の施設の問題点が見えたか、自身が取り組むべきことについて学んだかどうかについてを見られます。

 

担任の先生曰くですが、レポートの書き方(起承転結)を意識して、自分が取り組めるレベルのことを記載していれば、大体合格できるとのことでした。

 

講師によっては、レポートを提出すれば、全員Aをつけている人もいるそうですが…本当かどうかわかりません。

 

私はオールAとはいきませんでしたが、それに近い成績で合格できました。

 

レポートに何を書いていいか分からない...という人は、クラス担任の先生に相談にのってもらうこともできます。
ただし、担任の先生も答えを持っているわけではないので、あくまでも自分が問題と思うこと、取り組みたいことは自身で考える必要があります。

 

レポートはだいたい週末を挟んでからの提出が多いので、週末に一気に書くという人が多かったです。私も子供を主人に連れ出してもらって、土日に時間を取って仕上げていました。

  

 

 

受講した良かったこと

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自分の立ち位置が理解できた

私は主任になった時に、自分がどのように行動すればいいのか分からずに、見よう見まねで日々行動していました。

主任としての役割を果たせていない気がして、日々スタッフからの視線にも怯えていた気がします。

 

ファーストレベルに参加して、管理者の役割や具体的なスタッフとの関わり方について学ぶことができました。

講義の中で、自施設の問題点なども具体的に言語化して、改善策を考えることができ、自分が取り組むべきことも明確になったと思います。

 

文章力がついた

もともと文章を書くことは苦ではありませんでしたが、個人病院に転職してからは、レポートを書く機会が少なくなったので、正しい文章を書けているのか自信はありませんでした。

講義の中では、レポートの書き方など基本的な内容も教えて頂けます。

毎日の課題やレポートを仕上げることで、少しずつ自分の考えを文章化する力がついてきたと思います。

 

スタッフの文章を添削することや、看護研究の指導などをする上でも文章力はなくてはならないものだと思うので、受講してよかったと思う理由の一つです。 

 

 

人前で話すことに慣れた

グループワークは昔から苦手でした。こんなこと言ったらどう思われるかな...という気にしぃな性格がもろ影響してしまうのです。

 

しかし、グループで協力して発表までしないといけないとなると、ずっと黙っておくわけにはいきません。しかも自分が司会でもなろうものなら、仕切ってずっと喋らないといけないのです。

 

ほぼ毎日グループワークをするという環境に置かれると、不思議なことにその環境になれてきます。

何話そう...違う意見だったらどうしよう...

という考えよりも、とりあえず意見言って、他の人の意見も教えてもらおう!という意識に変化していきました

 

それは周りの受講者が良い人ばかりだったということもあると思います。

同じ立場で学びにきている仲間という意識があったので、人の意見を否定したり、変な風に聞く人は一人もいませんでした。

 

一緒に学んでくれた受講者たちにも感謝しています。

 

職場から離れて気分転換になった

約1カ月半ほどの間ですが、学生に戻った気分でワクワクしました。

 

課題は確かに大変でしたが、それよりも激務を離れて、
あらたな知識を得られるということの方が私にとってはメリットでした。

 

全く違う新たな環境、新たな仲間ができることなんて、普通に勤務していたらあまりないですよね。

 

違う病院の内情を知って、それならうちの方がマシだなと思えたり(笑)

逆にうらやましくなることもありましたが...

 

職場を離れることで、初めて客観的に自分の職場をみることが出来るようになったんじゃないかと思います。

 

まとめ

認定看護管理者ファーストレベルについての体験談をまとめました。

 

結論ですが、私は受講して良かったと思っています。
違う環境に行かなければ、知れなかったこと、わからなかったことも多いと思うからです。

 

 

新たな環境に飛び込むということは勇気のいることですが、

今受講することを悩んでいる人がいれば、ぜひ受講してほしいです。

 

 

ここまで読んでいただきありがとうございました。

(今回まとめたのは私が受講した際のものですので、現在は変更されていることや受講場所によって違うこともあるかもしれません。詳細は各県の看護協会へお問い合わせください。)

【介護老人保健施設へ看護師として転職】面接は何を聞かれる?実際の面接内容を公開!

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なっつ
こんにちは!なっつです。
就職面接ってとても緊張しますよね。
私は来年から介護老人保健施設で勤務予定です。
入職に至った、実際の面接の様子をお伝えしようと思います。
 

 

私は前職を退職後に、介護老人保健施設の面接を受け、無事に内定をいただくことができました。

 

今まで病院でしか経験がなかったので、面接時も何を聞かれるのか不安に思っていました。

 

この記事では実際の面接内容と、

私が面接対策に何をしたのかについてをお伝えします。

 

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老人保健施設の面接の実際

面接官

面接を担当していただいたのは、施設長さんと看護部長さんの2人でした。

緊張していましたが、とてもアットホームな雰囲気で、すぐに緊張がほぐれました。

 

面接で聞かれたこと

前職を退職した理由は?

 

「長い間勤めていて、管理職もしているのに退職を決めた理由は何ですか?」

 

私の回答

上の子が小学生になったのをきっかけに退職を考えていました。

1番の理由は通勤距離です。

通勤距離が長く、家庭との両立が難しくなってきたため、働き方を見直したいと考えたためです。

 

辞めた理由としては、前の職場に対しての不満などもありましたが、

そこは控えて、1番の理由である通勤距離のことのみを答えました。

 

 

老健施設を選んだ理由は?

 

「急性期病院で長く勤めているが、なぜ今回老健施設へ転職を考えたのですか?」

 

私の回答
長年急性期病棟で勤める中で、施設から入院される方や、施設へ退院する患者さんと複数関わる中で、施設での生活や看護について興味を持つようになりました。

急性期病棟では患者さんと関われる日数が少ないため、信頼関係を築けたと思ってもすぐに退院、転棟してしまいます。

患者さんとゆっくり長く関わる時間が持ちたいと思い、興味を持っていた施設看護師へ転職したいと思いました。

 

言い方は違いましたが、このようなニュアンスのことを答えました。

なぜ転職したいかに関しては、できるだけポジティブな内容になるように考えました。

 

「施設看護師は残業がなさそうだから」 

などは印象が悪くなるかなと思い避けました。

 

 

この施設をどこで知ったか?

 

「この施設のことは前から知っていましたか?どこで知りましたか?」

 

私の回答
施設のことは存じ上げなかったのですが、転職サイトの方から教えて頂きました。
子育てと両立されている職員の方が多く、アットホームな雰囲気だと教えて頂き、興味を持ちました。
 
この質問は想定していなかったのですが、正直に答えました。
施設のことは知らなかったけど、良い印象を持ったので応募したということが分かるように答えました。

 

 

 

長く勤めようと思っているか?

 

「子育てが落ち着いたあとなどは、また病院に戻りたいと思っていますか?

それともこのような施設で長く勤めたいと思っていますか?」

 

私の回答
子育てが落ち着いてからのことはあまり考えていなかったのですが、働き続けたいとは思っています。

働く場所ですが、今まで病院看護師の経験しかないですので、施設看護師が自分に合っているのかも分からない状況です。

こちらで働かせていただくことになり、施設看護師が自分に合っていると分かれば、長く勤めたいと思っています。
 
これも想定外の質問でした。
悩んだのですが、このように答えました。
まだ施設の状況もわからないのに、長く勤めます!と言い切るのもどうかと思ったので、少し濁して答えました。

 

 

多職種とのコミュニケーションは大丈夫か?

 

老健施設なので、ヘルパーさんやリハビリのスタッフとコミュニケーションをとりながら、ケアしていくことになりますが、大丈夫ですか?」

 

私の回答
前職では中小規模の病院でしたので、コメディカルとの横のつながりが濃く、コミュニケーションもよく取っていました。
協調性はあると思いますので、コミュニケーションを取りながら看護できたらと思います。

 

これも想定していませんでしたが、コメディカルの方とのコミュニケーションは、
これまでもたくさん経験してきたので、その旨を伝えました。

 

 

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質問したこと

施設看護師の一日のスケジュールは?主な処置内容は?

 

病院看護師しか経験したことがなかったので、施設看護師の1日のスケジュールを質問しました。

 

始業から就業までの流れを詳しく説明していただけました。

多い処置としては、軟膏処置、注入、内服介助などでした。

 

子育て中のスタッフはいますか?

 

同じ境遇のスタッフが実際にいるのか知りたかったので、質問しました。

 

子育て中のスタッフは数名いて、

みんな子育てに理解があるのでお迎えの時間などにも考慮してもらえるとのことでした。

 

こちらから質問はしませんでしたが、雑談をするなかで、
・残業の程度
・スタッフの人間関係
・急変時の対応
・夜勤の様子
なども教えて頂きました。
 
 
なっつ
とてもアットホームな感じでなんでも聞いてください!
という感じでした。
色々質問を考えていきましたが、雑談の中で色々教えて頂けたので、こちらからの質問という形では少なかったです。
 

 

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まとめ

今回は、私が介護老人保健施設へ面接に行った際の様子についてをまとめました。

 

想定していなかった質問もありましたが、すぐに内定をいただけたので、

間違った回答ではなかったのだと思います。

 

事前に準備していった質問内容については、また別の記事でまとめる予定です。 

 

施設によって面接内容は全く違うかもしれませんが、

一例としてこれから面接に臨まれる方の参考になれば嬉しいです。

 

ここまで読んでいただきありがとうございました。

 

 

施設看護師について詳しくはこちら↓↓

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【病棟から突然外来へ異動!?】実際に経験して感じた、病棟と外来の違いと外来看護師に大切なこととは

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なっつ
こんにちはなっつです!
皆さんは病院内異動って経験したことありますか?
私は病棟→病棟、病棟→ICU、病棟→外来を経験したことがあります。
 

 

異動と言われると、かなりドキッとしてしまいますよね。

中でも、病棟から外来へ異動になったときは、かなり焦りました。

 

病棟経験しかないと、外来って結構未知の領域なんですよね。

患者目線での外来の方が分かるというか...

 

それくらい病棟と外来って業務内容も求められる能力も違ってきます。

 

今回は、私が病棟から外来へ異動した際の経験を踏まえて、
外来看護師に大切なことをお伝えします。

 

この記事はこんな人におススメ

・病棟から外来へ異動になって不安な人
・育休復帰後外来で働く予定の人
・病棟経験しかないけど、外来へ転職したい人

 

 

 

病棟看護師と外来看護師の違い

勤務体制の違い

病棟と外来では勤務体制が違います。

 

病棟では日勤、夜勤があるのが普通ですが、外来では日勤のみのところが多いです。

夜間も救急外来を受け入れているような大病院では外来も夜勤がある場合もあります。

 

休日は病棟はシフト制で曜日もバラバラです。

外来は休診日は休みになるので、日曜日は固定休みのことが多いですね。

 

あとは、残業時間も圧倒的に外来の方が少ないと思います。 

私が外来勤務で、残業になったのは夕方ギリギリの時間に救急搬送で来られた患者さんの対応くらいでした。

 

なっつ
外来にママさんナースが多いのは、
日勤のみで働けて残業も少なく、子育てとの両立がしやすいからです。
 

 

業務内容の違い

病棟では
入院患者さんの日常的な治療(点滴、内服介助)、
日常生活上の世話(保清、排泄介助)
が主な業務です。

 

 

外来では
医師の診察の介助(診察室での医師介助、指示受け)
検査の介助(採血、検尿、各検査室への案内)
が主な業務になります。

病院によっては、診察室の介助は外来クラークさんがして、看護師は処置室で採血や点滴を実施するところもあります。

 

なっつ
配置によっては看護師と関わるより、医師と関わる時間の方が長いです。
慣れるまでは、業務もわからないし、医師に気をつかうしで大変でした。
 

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外来看護師に大切なこと

挨拶・礼儀・笑顔「外来は病院の顔!」

「外来は病院の顔」と言われています。

患者さんが初めに訪れる場所なので、印象が大切になります。

ムスっとした看護師さんの病院より、笑顔の看護師さんが迎えてくれる病院の方がまた行きたいとなりますよね。

 

この辺は、病院経営のための接遇サービスみたいなところもあります。お店やホテルと一緒ですよね。

 

患者さんによっては、病気かもしれないと不安を抱えて来院していることも多いので、優しく丁寧な声掛けをする必要があります。

 

また、外来が混雑してくると、待ち時間が長くなり、患者さんもイライラしてきます。

 

早く診療できれば、一番良いのですが、その時々で急な処置が入ったり、予約外の重症患者さんが来たりとなると、どうしても待ち時間が増えてきます

 

細やかな声掛けをして、患者さんに「しかたないな」と思って待っていただきましょう。

 

周りを見て優先順位を考える

病棟ではよっぽどの急変がない限り、その日の受け持ち患者さんの状況に合わせて、1日の行動計画を立てて、ある程度は自分のペースで動けます。

 

外来では、その日にどんな患者さんが来るか分かりません。

予約の患者さんの処置などはある程度予想できますが、飛び込みで来る患者さんも多いため、その都度の判断が必要です。

 

処置室担当になると、次から次へ指示内容が飛んできます。

 

どの患者さんが、何の処置をしているのか

どの看護師が、何を担当しているのか

 

を把握して、自分が何をするべきなのかを判断して、その都度優先順位を付けていくことが必要です。

 

また、様々な患者さんが診察に来ているので、状態の悪い患者さんが待合室でそのまま待っていることがあります。

患者さんの状態に応じて、早く対応できるように、患者さんの様子にも目を配る必要があります。

なっつ
私も自覚症状がない、SpO270%くらいの人が普通に待合室に座っていて焦った記憶があります。初期対応が重要になってきますね。
 

 

 

一瞬一瞬の関わりが重要!「患者さんにあとで伝えよー」は厳禁!

病棟では「患者さんにはあとで伝えよー」ということが頻繁にあると思いますが、

外来ではそれはできません。

 

あとで伝えようとした時には患者さんは帰ってしまっています。

 

 

病棟に比べて、患者さんと関われる時間は本当に短いです。

短い時間で患者さんの状態を観察して、必要な看護を実施することが必要です。

 

病棟に比べて、何事もスピーディーにこなしていくことが求められます。

色々重なると焦ってしまいますが、

忙しい時こそ一つ一つの確認作業をしっかり行っていきましょう。

 

なっつ
たくさんの患者さんがいる外来だからこそ、名前間違いや、検査間違いなどのインシデントが発生する危険性もあります。 

 

他部署や外部との連絡

外来にはたくさんの連絡もきます。

 

検査部門からの連絡や、病棟からの入院患者さんについての連絡をはじめとして、

外部からの電話もあり、

救急搬送の依頼や、患者さんや近隣施設からの受診相談なども多いです。

 

大体は受付で電話を受けて、相談内容によって看護師にまわされる流れになります。

病院によっては、電話を受ける看護師が決まっている場合もあるようです。

 

病棟に比べて、外部との電話連絡の機会が多いので、電話対応の作法も覚えておきましょう。

 

 

電話の内容が、自分で判断して良い内容か、医師へ確認が必要なのか、適切な判断ができるようにする必要があります。

慣れない間は、先輩へ相談しながら、経験を積んでいくことが近道です。

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まとめ

病棟との違いと外来看護師として大切なことについてまとめました。

 

新しい環境に異動になるととても不安になると思いますが、

病棟との違いを感じながら、楽しんで働けたらいいですね。

 

ちなみに、私はその時々で色々考えることが苦ではないので、外来でも自分には合ってたかなーと思ってます。

慣れるまでしんどいのはどこの部署でも一緒だと思うので、
最初は何でも先輩に聞いて、色々学ばせてもらいましょう!!

 

 

新人看護師さん向けの記事ですが、異動したての人にもお勧めです!!

nurse-nattsu.com


 

 

 

【新人看護師必見!】元主任看護師が教える、先輩看護師に好かれる行動4選

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新人看護師さんの悩み事といえば、仕事内容と同じくらい人間関係のことも多いと思います。

先輩看護師が怖くて仕事に行きたくない。

なぜか分からないけど、いつも怒られる。

先輩と仲良くなりたいけど、どうしたらよいか分からない。

 

私も新人の時には苦手な先輩がいて、同じ勤務の日にはとても緊張していたことを覚えています。

 

なっつ

私は15年以上看護師を経験し、主任看護師としても勤務してきました。

この記事では今までの経験上で先輩に好かれる新人看護師の特徴をまとめました。

人間関係に悩む新人看護師さんに参考になると嬉しいです。

 

 

 

 

 

 

 

先輩看護師に好かれる新人看護師とは

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先輩看護師の仕事内容には、新人看護師の指導も入っています。

平等に指導しなければいけませんが、先輩も人間です。

新人看護師さんの行動によって、嬉しくなったり、逆にイライラしてしまうこともあります。

 

先輩看護師といい関係を築き、「可愛い後輩」と思われた人が勝ちなのです。

「なんで先輩の顔色うかがわないといけないの?」

「別に可愛がられなくていいし!」

と思う人もいるかもしれませんね。

 

先輩というものは、可愛い後輩は助けてあげたい、色々教えてあげたいという意識が芽生えるものです。

 

同じ働くなら、以下のことを意識して可愛い後輩と思われて、楽しく働きましょう!

 

しっかり挨拶ができる、敬語が使える

社会人として当然のことと思われるかもしれませんが、意外ときちんとできる人は少ないかもしれません。

 

看護師の世界は、体育会系部活のように上下関係に厳しいです。 

 

最近の新人看護師さんは知らないかもしれませんが、私が看護学校の頃は、礼儀に関して厳しく指導されました。

実習指導者や教官にも話しかけるタイミングを伺い、一つ一つの行動のアポイントを取り、ご機嫌を損ねないように行動することが染みついています

このような経歴を持っている先輩看護師は、礼儀に対してかなり厳しいのです

 

時代の流れがあるんだから、「時代に合わせて行動を変えなければならない」とみんな頭では分かっていますが、体に染みついているので、失礼な態度をとられるとムッとしてしまうのです。

 

なっつ
私も新人看護師さんを指導していた時に、「○○さんの処置しておいたからね」と伝えると、「あざーす」と言われ、言葉を失いその場を離れました(笑)
 

今となっては笑い話ですが、当時は「何この子...」と目をつけたことを覚えています(笑)

 

 

必要最低限の挨拶、先輩には正しい敬語を使用することが大切です。

 

なっつ

フォローしてもらう先輩へ

「今日一日よろしくお願いします」

「指導していただき、ありがとうございました」

この勤務前、勤務後の一言があるだけでも、随分違うと思います。

 

 

自己学習をする

看護師は一生勉強が必要な職業といわれています

日々最新の医療がうまれており、それに対応するためには、学習を続けていく必要があるのです。

 

新人看護師のころは、疾患の基礎知識、看護技術を習得するために、毎日勉強の日々です。

病院によって違うと思いますが、受け持った患者さんの疾患、必要な看護技術をレポートとして指導者に提出しなければならないこともあります。

 

毎日慣れない業務をして、疲れて帰って、それからまた課題をして…

辛い日々だと思います

これは看護師みんなが通る道です。

 

先輩心としては、頑張っている人にはもっと教えてあげようと思いますが、

逆に何も勉強してこない、覚えてこない人には、「教えても無駄。指導した時間返して」とまでも思うこともあります。

 

レポートの量は多くなくても、毎日コツコツ頑張っているということをアピールすることが必要です。

 

 

しんどくて課題をせずに寝てしまった!という日もあるでしょう。

その場合は、正直に先輩に伝えることが大切です

嘘をついて、分かっている風に振舞っていても、嘘はすぐばれます。

それにわからないまま看護することは、患者さんへの迷惑につながるのでやめましょう。

 

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自分から積極的に行動する

 

色々なことに積極的な人は評価されます。

 

例えば、見たことがない処置がある時に、「見学させてください!」と自分から名乗り出ると、やる気があると思われます。

(ただし、その処置について無知な状態で見学に入ることはやめたほうが良いです。処置までに最低限マニュアルには目を通しましょう。)

 

 

また、勉強したい疾患がある場合なども、師長さんにこの疾患が苦手で勉強したいので、受け持ちをさせてください。と伝えることもいいと思います。

 

先輩の指導は素直に受け入れる

素直に人の話を聞くって意外と難しいかもしれません。

自分が知っている話をされたら、「あぁーそれ知ってるー」と話の途中で入りたくなるものですが、先輩が指導している間は、話に割って入ることは厳禁です

 

先輩は何かきっかけがあって、指導をするわけですから、最初から最後まで一通り話を聞きましょう。 

知っている話であっても、先輩の経験を教えてもらえるチャンスかもしれません。

 

「教えてもらって当たり前」ではなく「教えてもらってありがとう」の精神をもつ必要があります。

 

新人看護師さんにはわからないかもしれませんが、人に指導するって、本当にエネルギーを使います。

 

自分の知識を、その場面に置き換えて、新人看護師さんに分かるように簡単な言葉で説明する...

 

大変そうですよね。

 

先輩の業務時間を使って指導してもらっているわけですから、教えてもらう姿勢も気にしてかなければなりません。

 

ただし、業務以外のことで、明らかな悪口、人格否定などをされた場合は、聞いておく必要はありません。

「それは業務に関係ないことですよね?自分を否定されているようで傷つきました。」とはっきり言いましょう。 

その場で言えない場合は、主任や師長に相談しても良いです。

自分を守ることが一番大切ですから、しっかり上の人に報告しましょう。

 

まとめ

先輩に好かれる新人看護師さんの特徴についてまとめました。

 

正直「めんどくさ!!」と思った人もいたのではないでしょうか。

私も書いていて「めんどくさい世界やなー」と思いました(笑)

 

しかし、看護師として成長していくためには、学習することや積極的に動くこと、先輩に指導をうけることはなくてはならない事です。

 

新人看護師だけではなく、様々な世代の看護師にも当てはまると思います。

実際、私も主任になってからでも、これらのことは気を付けてやっていました。

 

めんどくさい世界ですが、先輩との関係に悩んだら、これらの行動を参考に、自分を振り返ってみてくださいね!

【子育て看護師の働き方】あなたの職場は家庭との両立が可能!?

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子供が出来たら今と同じ働き方できないのかな。
今のうちから確認しといたほうが良いことってあるのかな?

子供が出来たら、全く今までと同じとはいかないよね。
子育てママナースの働き方は周りの環境によっても大きく違ってくるよ!
働いている職場での子育て支援の仕組みがあるか確認しといたほうがいいね!

 

 

子供ができると、思っている以上に仕事との両立が大変です。

私も2人子供がいますが、仕事と両立することが難しく、毎日ドタバタの日々でした。

1人目の復帰時はフルタイムで復帰しましたが、2人目は時短勤務を選択しました。

 

この記事では、私の経験談を元に子育てしながら働く上で知っておきたいこと、

職場に確認しておきたいことをお伝えします!

 
この記事はこんな人におススメ!!

・現在妊娠中のマタママナースさん

・育休中で復帰予定のママナースさん

・将来子育てしながら働きたいなと考えているナースさん

 

 

子供がいることでの仕事への影響とは

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保育園の送迎がある

子育てしながら働くには、保育園はなくてはならない存在です。

保育園に入所したての時は、慣らし保育があり、数時間ずつ預かり時間を増やしていきます。

ということは、月初めから預けだすと、慣らし保育中の約2週間程はフルタイムで働くことができません。慣らし保育時間に合わせて、勤務時間を調整してもらう必要があります。

 

保育園の預かり時間は市町村によって異なります。認可保育園と認可外保育園によっても大きく異なってきます。

私が通わせている保育園はフルタイム勤務の場合、

通常7:30~18:30で、7:00~7:30と18:30~19:00までは延長保育となっています。

 

1人目の時はフルタイムで復帰したので、夕方の延長を利用して7:30~19:00まで預かってもらっていました。
通勤に約1時間かかっていたので、残業になりそうな日はハラハラでした。

 

子育てナースにとって少しの残業が命取りなのです。 

 

子供はすぐに熱をだす

保育園に入ると、色々な菌をもらって帰ってきます。

先週熱でたのに、また今週も!?なんて事は当たり前に起きます。

 

1歳~2歳の間は本当に、次から次へ病気になります。

突発性発疹、溶連菌、アデノウイルス、RSウイルス、ノロウイルス等々

 

育休の間に増えていたはずの有休も、あっという間になくなってしまいます。

 

仕方がないこととはいえ、

「子供の熱でお休みいただきます」

と職場に電話するのが憂鬱で仕方ありませんでした。

 

夜泣きで夜寝れない

これは子供によると思いますが、私の場合は2歳まではほぼ毎日夜泣きで夜1~3回起こされていました。3歳になってからも時々起こされることがありました。

 

夜しっかり寝れないと、日中の仕事にも影響してきます。

寝不足の頭で、命を預かる仕事をするのは簡単なことではありません

夜早く寝て少しでも睡眠時間を確保するようにしていました。

 

 

家事倍増

子供ができると、家事が増えるんです。

 

・洗濯(保育園の汚れものが多量にあるので、洗濯は毎日しないと追いつきません。おねしょで布団を汚したとなると、帰宅後急いで洗濯することになります)

・食事(2歳頃までは大人と同じものは、まだ食べれないものもあるので、子供用と大人用を用意する必要があります。)

・おもちゃの片づけ、掃除(子供は散らかす生き物です(笑))

・保育園の準備(おむつの名前書き、毎日の連絡帳記入)

 

他にもお風呂や買い物なども子供がいないときに比べて全てにおいて時間がかかります。

仕事で疲れて帰ってきて家事をやるのは、本当に大変です。

残業で遅くなった日などは、もう何もせず寝てしまうときもありました。

 

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自分の周りの環境を確認しておこう

職場への通勤距離、保育園への距離

職場への通勤距離は本当に重要です。

通勤時間が短ければ、必然的にお迎えの時間に余裕が出ますし、家にいられる時間も長くなります。

私は通勤時間に1時間ほどかかっていたので、保育園のお迎えがいつもギリギリになり、毎日焦りの気持ちを持って働いていました。

 

退勤時間が近づくと、時計とのにらめっこ。

自分の残務があとどれくらいで終わるか計算し、何とか仕事を終わらせて帰っていました。

 

逆に家が近い場合でも注意しなければならないのが、職場から保育園が近い場合です。

職場から保育園が近いと、お迎え時間ギリギリまで残業させられてしまう可能性があります。

実際に私の知り合いにも、家と保育園が近いからといって19時ギリギリまで残業している人がいました。

 

パートナーの育児参加度

共働き世帯だと、パートナーの育児参加がどの程度かによって、負担が大きく変わります。

 

保育園の送迎ができるか

家事が分担できるか

急な休みに対応できるか

 

これらが2人でできるかできないかでは、大きな違いです。

 

私の知り合いの看護師の家庭ではパートナーが育児、家事に協力的な家庭が多かったです。(看護師は気が強い女子が多いので、その点が大きく関わってそうです(笑))

しかし、全くパートナーが家事も育児もしないという家庭もありました。

 

我が家では主人が帰ってくるのが21時頃だったので、送迎はほぼ私がしていました。

家事は洗濯、洗い物はしてくれますし、休みの日は料理もしてくれます。

子供の体調不良の時は最初は私が休んでいましたが、有休が少なったころから、主人にも休んでもらってなんとかなっていました。

 

家の近くに病児保育があるか

子供が病気になった時に、保育園の代わりに預かってくれる施設が病児保育です。

どうしても仕事が休めない場合は、病児保育に預けて働くという手もあります。

 

私の家の近くにも病児保育がありますが、私は結局1度も利用していません。

というのも、病児保育の開所時間は8時からの事が多いんですよね。

 

8時に預けてからでは、出勤時間に間に合わかったのです。

 

職場が近い方は、利用を検討してもいいと思います。

 

病児保育の場所、職場までの距離、預かり時間を確認しておくといざと言う時に役立つかもしれません。

 

 

実家との距離

ママナースは、実家に助けてもらっているという人が多いです。

 

実家が近く、協力してもらえる場合は、夜勤や早出、遅出などの選択肢も広がってくると思います。 

 

うちは、義実家が車で20分ほどの距離なので、体調不良などの時には数回預かってもらいました。
しかし、義両親もまだ働いているので、本当に休めない時のみ預かってもらったという形です。

 

実家の距離、両親の就業状況によってどの程度協力してもらうかでママナースの働き方は変わってきます。

 

 

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あなたの職場は子育てに理解はある?

短時間勤務制度があるか

3歳未満の子供を養育している場合は時短勤務が可能です。

該当職員から申し出があれば、時短勤務を認めなければならないという法律があります。

 

ただ、中小規模の病院だと、そもそも時短勤務についてが就業規則に書かれていない場合もあります。

 

実例がない場合は、時短勤務を希望しても難色を示されることもあります。

 

育休復帰後に時短勤務を希望する場合は、早めに職場へ相談しておきましょう。

 

 

夜勤、早出、遅出免除できるか

周りの家族の協力がない場合、夜勤や変則勤務をしながら子育てをすることは難しいです。

保育園の開園時間内での勤務を希望している場合は、

夜勤、早出、遅出が免除できるのかを確認しておくことが必要です。

 

育児手当があるか

職場によっては育児手当が支給されることがあります。

 

夜勤などができず、時短勤務にもなると、お給料は今までよりも少なくなります。

その上で高い保育園料を払っていかなければならないので、

育児手当があるととても助かります。

 

子育て中のスタッフがいるか

子育て中の看護師が多いか少ないかで、子育て中の看護師に優しい病院かどうかが分かると思います。

子育て中の看護師が多いということは、両立しやすい制度が整備されていたり、

周りのスタッフの理解がある場合が多いです。

 

子育て中のスタッフがいる場合は、残業の程度や、急な休みの時の上司の対応などをあらかじめ見て確認しておきましょう。 

 

 

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まとめ

子供が産まれると、今までと同じ生活、同じ働き方というわけにはいきません。

復職してから「こんなはずじゃなかった」とならないために、あらかじめ仕事と子育てをどのように両立していくのか考えておく必要があります。

自分の周りの環境を把握して、将来を見据えながら、うまく仕事と家庭の両立ができたらいいですね。

 

 

 

 

 

【転職したての中堅看護師はどう動く?】大病院から中小病院へ転職する際の注意点!

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こんにちは なっつです。

病院には大規模病院(大学病院、公立病院など)と中小規模病院(一般病院、個人病院など)がありますよね。

 

私は新卒で国立の大規模病院で勤めたあと、中小規模の個人病院へ転職しました。

 

転職先は経験したことのない科ばかりの病院だったので、ついて行けるか不安だったことを覚えています。

それに加え、大病院と個人病院では様々なギャップがあり、適応するのに時間がかかりました。

 

この記事では私の経験を元に、大病院と個人病院の違いや、転職後の注意点などをお伝えします。

 

この記事はこんな人におススメ!!

・転職を控えている中堅看護師さん

・転職を考えている中堅看護師さん

・大病院、個人病院で働いている看護師さん

 

 

 

 

 

大規模病院と中小規模病院の違い

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教育体制の違い

第一に教育体制が全く違います。

 

大病院では新卒から毎年、経験年数によって集合研修がある所があります。

 

新卒では技術研修から、各診療科の看護知識の講習、グループワークでの研修など様々なプログラムが準備されています。
経験年数が上がると、プリセプター研修やリーダー研修、看護研究の研修なども実施している所が多いです。

 

しかし、中小病院は研修内容に格差があります。そもそも新卒を採用しないところも多いので、新人研修が準備されていないところも多いです

私の勤めていた病院では、研修はありましたが、看護部全体に対して、毎年同じ担当者が、同じ内容の研修を行うといった感じでした。

 

私が入職した当時も日々の業務に関しても、大規模病院ではプリセプター制度などフォロー体制が整っていましたが、中小病院だと具体的に担当者は決まらずに、日々困ったことがあればリーダーに相談といった形でした。

 

前職の中小病院では年々、中途採用者が増えてきたということもあり、入職後半年はプリセプターをつけて、フォローするという体制に最近変わりました。

中小病院では教育体制に格差があるため、
面接の際などに入職後のフォロー体制などを質問しておくと良いと思います。

 

医療機器・看護物品・看護記録の違い

私自身は転職時、看護物品、医療機器の違いに一番ギャップを感じたかもしれません。

使い捨てではなく、再滅菌して使う物が多い
衛生用品(ガーゼや貼付剤など)が限られている
見たこともないような古いモニターや呼吸器
全くアセスメントされていない記録
清潔操作無視の医師達  等々 
あげるとキリがありません

 

これって違うよねと思うことがあっても、

「ここのやり方はこうだから」

と流されることも多く、モヤモヤすることも多かったです。

 

コメディカルとの関係性

中小病院では大病院と比べて、コメディカルとの距離が近いです。

 

スタッフ数が少ない、病院での行動範囲が狭いということもあり、顔を合わせる回数が圧倒的に多いです。

 

大病院で勤務しているときはコメディカルの方の名前を極一部しか知りませんでしたが、中小病院ではほぼ全員の名前を覚えていました。

コメディカルとの距離が近く、なんでも聞きやすいというところは中小病院のメリットだと思います

 

中堅看護師は転職先からこう思われている

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即戦力として動ける

中堅看護師は前病院で経験を積んできているので、即戦力として動けることを期待されています

 

経験した科が違っていたとしても、基本的な看護技術の部分ではそれほど違いはありませんので、ある程度は一人で動けると思われています。

 

また、ある程度仕事に慣れたら、スタッフの指導も依頼されます。

 

私の場合は入職後1カ月でリーダーを任され、
スタッフの指導もバリバリやらされていました。

(今考えるとよくできたなと感じますが、その時は人がほんとに少なくて、やらざるを得なかったのです。)

 

前職での委員会活動などの知識を発揮してほしい

中小病院では委員会活動についても、格差があります。

 

加算を届け出している場合などは、必然的に院内委員会として活動していると思います。(感染委員会、褥瘡委員会、医療安全委員会等)

 

病院独自で設定する委員会(教育委員会、記録委員会、マニュアル委員会等)は

設定されていても、具体的に活動内容が決まっていないことも多いようです。

私の前職でもそうでした。

 

]ただ、どの委員会も少人数で活動しているので、新たな知識が欲しい!と思っています。 前職で委員会活動をやっていた場合は、どんな活動していたのか教えて!!と言われること間違いなしです。

 

転職後気を付けること

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何ができて、何ができないのかを最初に伝えておく

一番大事なことはこれです!

 

今まで経験してきた診療科、技術内容を伝える。
また、経験したことがあるけど、苦手なこと、不安なことも伝えましょう。

 

最初に伝えておかないと、後々「えっ!?こんなことも知らないの?」と言われてしまう可能性があります。

また、言わないままでいると、「これであってるのかな?でも今更聞けないな...」なんてことになるかもしれません。

 

師長さんや主任さんに伝えるのと同時に、

フォロー者が決まっている場合は、フォロー者、決まっていない場合は、よくフォローしてくれるスタッフにも伝えておきましょう。

 

 

転職先で初めて行う処置などは自分から伝える

前職で経験したことがある処置でも、転職先のやり方が全く違うなんてことは多いです。

 

特にDrの処置介助などはDrによってやり方が違う場合もあるので、

あらかじめフォローしてもられるように依頼しましょう。

 

Drにも「初めてつく処置なのでよろしくお願いします」など声をかけておくと、

分かりやすく指示をしてくれることが多いです。

 

 

細かいことですが、

注入食のスピードやサーフローの固定方法やチューブの固定方法なども

その病院によって方法が決まっているため、一つ一つ確認したほうがいいです

 

自分が当たり前と思っていることが、転職先では違うかもしれないという

気持ちを持っておいたほうがいいかもしれません。

 

 

転職先では新人という意識を持ち、まず仕事を覚える

中堅看護師で経験年数はある程度あっても、その職場では新入職者です。

自分より経験年数が少ない看護師に指導されることもあります。

自分は新人なのだという意識を持って、色々なことを経験させてもらいましょう。

 

経験を積む中で色々なギャップが見えてきて、

「え?こんなことするの?」

と思うことも少なくないですが、

一旦飲み込んで、その病院のやり方を一通り覚えてください。

 

入ったばかりの職場で

「このやり方おかしくないですか?エビデンスはあるんですか!?」

などといきなり言ってしまうと、

 

「何この人?来たばっかりで私たちのやり方否定して...嫌な感じ」

と思われかねません。

 

まず、一生懸命働く姿を周りのスタッフに見せて、信頼関係を作ることが大事です。 

 

仕事を一通り覚えて、判断もできるようになれば、
スタッフからの印象も変わるはずです。

 

 

そのタイミングで疑問に思っていることを聞いてみるといいでしょう。

「ちょっと疑問なんですけど、なんで○○のようなやり方をしているんですか?
調べてみたところ、△△のやり方のほうが正しいと思うんですが…どう思います?」

と話が通じそうなスタッフに聞いてみましょう。

 

同じ大病院から転職してきたようなスタッフがいれば、その人に相談してもいいかもしれません。

 

「私もそれ疑問だったんだよね~」と言わないだけで、疑問に思っているスタッフもいます。

 

 

私の経験上もこのようなことが多々ありました。

しかし、不思議なことに、その職場に慣れてしまうと、
おかしいことをやっていても、おかしいと感じなくなるんですよね。

中途採用者のスタッフが色々疑問点を出してくれて、問題点に気づけたこともあります。疑問のままモヤモヤせずに、伝える時期を見計らって伝えてください!

まとめ

私の経験を元に、大病院と中小病院の違い、転職後の注意点についてまとめました。

 

転職するときはとても不安だし、様々なギャップもあり、ストレスフルな状況になると思います。

 

中堅看護師だと、ある程度のことはできるから、独りでも大丈夫だろうと思われがちです。

自分の今の状況を自分で発信していくということが大切です。

 

そうすることで、自分の状況に沿ったフォローをしてくれる可能性が高まります。

(本当に人手がなく、忙しい病院だと難しいかもしれませんが...)

 

少しでも、中堅看護師として転職する方の参考になれば幸いです。

 

注:この記事は私の経験に沿って書いたものですので、病院によって全く異なる場合もあると思います。疑問点などがある場合は、これを参考に面接の場等で病院の現状を確認してみてくださいね。

 

 

【施設看護師って何するの?】介護施設看護師と病棟看護師の違いとは!?

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こんにちは。アラフォー看護師のなっつです。
病棟看護師経験しかない私ですが、転職活動を終え、
介護施設看護師として働くことになりました。

介護施設看護師って老人ホームで働くってこと?

老人ホームは介護施設の一種だね。
他にも色々な施設があるんだよ。

そうなんだ~どんなとこで働くのか教えて~

 

私は、病棟看護師として経験を積んできて、施設からの入院患者さんや自宅に戻れず施設に退院する患者さんとも多く関わってきました。その中で、「施設から入院してくる患者さんってどんな生活を送っているんだろう。」と度々疑問に思っていました。

今回の転職で、転職サイトの方から、子育てと両立するなら施設も考えてはどうですか?とアドバイスいただきました。もともと興味を持っていたこともあり、最後は施設一本で転職活動を進めていきました。

 

介護施設=老人ホームという認識の方が多いと思いますが、介護施設の中にも様々種類の施設があります。

私が働く予定なのは介護老人保健施設です。

 

この記事では
介護施設ってどんなところ?
・施設看護師と病棟看護師の違い
・老人介護施設看護師のメリット・デメリット
についてお伝えします!
 
 
 

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主な介護施設の種類

公的施設(介護保険施設

特別養護老人ホーム

「要介護3以上」の認定を受けている人が対象。

夜間は看護師が常駐しないため、夜間に看護処置が必要な場合は入所できない

公的な施設なので、費用は比較的安価。

 


 

介護老人保健施設

退院後在宅復帰が難しい人がリハビリを目的に入所する。

看護師は日中、夜間ともいるため、看護処置が必要な場合も入所可能

入居中はリハビリや医療サービスが受けられる。

 


 

介護医療院(介護療養型医療施設

医学的な管理が必要な重介護者を受け入れており、看取りも対応可能。

医師や薬剤師の配置も定められている

 


 

民間施設

介護付き有料老人ホーム

入居する人は自立~介護が必要な人まで様々

介護スタッフが24時間常駐し、介護、生活支援を実施する

施設が定めた介護サービスを提供する

介護費用は定額

 


 

住宅型有料老人ホーム

入居する人は自立~介護が必要な人まで様々

介護サービスは近隣の介護事業所から自由に介護サービスを受けられる

介護費用は利用した介護サービス分必要

 


 

サービス付き高齢者住宅

自立し、身の回りの世話ができることを入居の条件にしている所が多い

介護サービスは近隣の介護事業所から自由に介護サービスを受けられる

介護費用は利用した介護サービス分必要

 


 

グループホーム

要支援2または要介護1以上を持つ認知症の人が入居できる

認知症に特化した少人数制施設(5~9人程度のユニット)

 


 

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病棟看護師と施設看護師の違い

病院は治療する場所なので、看護師は患者さんの回復にむかうように、
処置やケアを実施します。
しかし、介護施設は治療する場所ではなく生活する場所です。
看護師として患者の治療ではなく、入居者の生活を支えるための看護を実施することが必要です。

介護施設での看護師の業務

 主な業務内容

・入居者の健康観察

(バイタルサイン測定、全身観察)

・内服薬の管理

・医療行為

(褥瘡処置、喀痰吸引、経管栄養、インスリン注射等)

・診察介助

・リハビリの補助

・カンファレンス参加

・施設の感染対策

介護施設では基本的に医療的な処置は全て看護師が行います。
また、施設によっては医師がその場にいないこともあり、
入居者さんの状態変化時などは看護師の判断に委ねられることになります。
 

入居者さんの変化を見逃さない、観察力
状態を判断するアセスメント力、判断力、決断力
も必要になってくると思います。

 

 

私が働く予定の老人保健施設では、毎日午後から医師が回診に来て、
状態報告と指示を仰ぐ時間があるようです。

 

介護老人保健施設看護師のメリット

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残業が少ない

病院では緊急入院に追われ、日々残業が当たり前になっていることも多いのではないでしょうか。

介護施設は急な入居などはなく、基本的に残業が少ないことが多いです。

ただし、入居者さんの急変などがあると、残業になることもあるようですが、病院に比べて圧倒的に少ないと思います。

私のように保育園のお迎え時間がある人や、プライベートを大事にしている人には合う職場だと思います。

 

看護業務に集中できる

介護施設では基本的に介護的なことは介護職が実施します。

病院では排泄介助、清潔介助、入浴介助なども看護師が実施することが多く、ケアに追われて、看護業務が後回しなんてことも...

施設によっては看護師も介護業務をする場合もあるようですが、
介護と看護の業務を完全に分けている所も多いようです。

看護業務に集中できれば、処置やケアをじっくり考えてその人に適切な看護を提供できそうですよね。

 

入居者さんと深く関われる

急性期病棟看護師の時は患者さんと関われるのは長くて1カ月ほどでした。多くの患者さんが1週間前後で退院もしくは転院などをしていたので、ゆっくりじっくり関わるということは難しかったです。

介護老人保健施設では入居者さんにゆっくり向き合って、看護ができます。その人が在宅復帰するために、看護師として何をするのか、ということを考えながら看護することでやりがいにもつながると思います。

 

介護老人保健施設看護師のデメリット

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夜勤がある

介護老人保険施設では24時間看護師が常駐しているため、日勤だけではなく夜勤もあります。その代わり夜間のオンコールはありません。

私はパート勤務のため、日勤のみで採用となりました。

施設によっては常勤で日勤のみ可での募集もあるようです。

 

医療処置が少ない

治療目的ではないので病院と比較して圧倒的に医療処置が少ないです。

最新の知識なども、自分から学んでいかなければ、情報が少ないと思います。

急性期でバリバリやってきて、

採血大好き!検査大好き!処置介助大好き!って人には合わないかもしれません。

 

医療資源が限られている

病院と比較して使用できる医療資源が少ないです。

例えば、褥瘡の処置なども使用できる薬剤や貼付剤が限られていることが多いようです。

病院での褥瘡処置に慣れている場合は、この状態にはこの薬剤!少し改善したから次はこれ!と選択できますが、施設ではそうはいきません。

知識がある看護師さんほどモヤモヤしてしまうかもしれません。

しかし、限られた中での処置には知識、応用力、判断力も必要になっていくと思います。

 

私も、限られた中でも良い方向に持っていくぞ!
という心意気で頑張りたいです

 

まとめ

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私はこれまで看護師として病院でキャリアを積んできました。

急性期病院でバリバリ働きたいという思いがなくなったわけではありませんが、

家庭環境の変化とともに、介護施設看護師というものに興味を持ち、ご縁があって今後働いていくことになります。

高齢化社会が進む中で、介護施設の需要は高まっています。
介護の世界を経験することは自分のキャリアアップにもつながると思っています。

 

看護師として働く場所が変わったとしても、看護の根本は変わりません。

 

環境が変わることは不安な気持ちもありますが、今は新しい環境に飛び込めるというワクワクした気持ちも大きいです。

1人1人に寄り添う看護ができるよう、気持ちを新たに頑張りたいと思います。

 

 

 

介護老人保健施設の面接の実際についてはこちら↓

 

nurse-nattsu.com

 

 

私が転職活動に使ったサイトについてはこちら↓

 

nurse-nattsu.com

 

nurse-nattsu.com

 

退職したらすぐに保育園退所になる⁉転職活動中の保育園利用について

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こんにちは。アラフォー看護師なっつです。ワーママにとって保育園の存在はなくてはならないものですよね。

そうだよね。でもなっつは今退職してる状況だから、保育園預けられないんでしょ???

ううん。退職したあとでも、次に働く意思がある場合は、求職期間中という扱いになって預かってくれるんだよ。

え!?そうなんだ。じゃあ転職活動もしっかりできて安心だね。

 

私は前職を退職し、現在は求職期間という扱いで保育園利用を継続しています。

求職期間中の保育園利用や認定してもらうための手続きや必要な書類などを実体験とともにお届けします。

 

■この記事はこんな人におすすめ■
・退職を考えているママさん、パパさん
・退職後に転職活動をしたいと思っているママさん、パパさん
・保活中のママさん
 

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保育園とは

保育園ってどんなところ

保育園は、親(保護者)からの申し込みにより、親が働いている、病気の状態にある等の理由により家庭において十分に子どもを保育できない場合に、家庭に替わって子ども(0~5歳の乳児および幼児)を保育(養護と教育が一体となった保育)するため、児童福祉法に位置付けられた「児童福祉施設」です。
 子どもの健全な育ちを支え、適切な保育園運営がなされるよう、国の法律や通知によって保育園の設置や運営に必要な基準(職員、食事・栄養、施設整備、保健衛生等)が定められています。これらの条件を満たし都道府県知事の認可を受けた施設が「認可保育園(保育所)」です。
 また、子どもの保育のみならず、親や家庭に対し必要に応じて助言や支援を行なったり、保育園を利用していない子育て家庭に対しても子育て相談を受けるなど地域の子育て支援を行なっています。  

「保育園」を知って下さい

保育園利用対象者ってどんな人

・就労(フルタイムのほか、【パートタイム、夜間、居宅内の労働など】)
・妊娠、出産
・保護者の疾病、障害
・同居又は長期入院等している親族の介護・看護
・災害復旧
・【求職活動(起業準備を含む)】
・【就学(職業訓練校等における職業訓練を含む)】
・【虐待やDVのおそれがあること】
・【育児休業取得中に、既に保育を利用している子どもがいて継続利用が必要であること】
・その他、上記に類する状態として市町村が認める場合 

よくわかる「子ども・子育て支援新制度」: 子ども・子育て本部 - 内閣府

 

私は上の子も下の子も1歳になる月から保育園に預けて職場復帰しました。
今までは「就労」の枠で保育園に申請していた ことになります。

 

求職期間中の保育園利用

どうやって手続きするの?

 市役所・区役所で手続きできます。
私の住んでいる地域では、区役所のこども福祉課で手続きできました。

求職中に保育園利用するために必要な書類は何?

就職活動報告書

保育給付認定変更認定申請書 の2つが必要でした。

区役所の担当の方の説明を受けながら、その場で記載しました。

 

求職活動報告書には、現在の求職活動の詳細を書きます。
(ハローワークで求人を受けている、○○の採用試験を受けた等)
私は転職サイトで探してもらっているところだったのでその旨を記載しました。
また、「3カ月以内に勤務証明書を提出できない場合は、認定を取り消されても異議はない」といった内容の文面もあり、それに同意する必要があります。 

すぐに書ける書類だったので、スムーズに手続きすることが出来ました。

 

退職日を証明する書類などは必要なかったです。

所要時間30分ほどで一通りの説明を受け手続きを終えました。

いつ申請すればいいの?

私の住んでいる地域では退職日が分かっていれば、早めに手続きしても問題ないようです。
私は退職月の初めに手続きに行きました。

保育園側へも市役所手続きと同時に知らせておきます。
私の場合は、保育園に伝える前に市役所の手続きに行きましたが、
市役所側からすぐに保育園へ連絡があったようで、保育園の先生はすでにご存じでした。

求職期間とフルタイム労働での違いは?

大きな違いは、保育時間です。

フルタイム労働の場合は保育標準時間で最大11時間預かってもらえますが、

求職期間の場合は、保育短時間で最大8時間になります。

うちの子供の保育園は
保育標準時間だと7:30~18:30
保育短時間だと、8:00~16:00
と決められています。

私は求職期間も派遣の単発の仕事などをしようかと考えているので、保育園にその場合延長はできるのか聞いたところ、「できますよ~」とのお返事でした。

 

まとめ

退職して次の仕事を探す場合には、求職中で最大3カ月保育園利用ができます。

ただし、利用時間が保育短時間になるので注意が必要です。

3カ月以内に新しい仕事が始められるように、計画的に転職活動していく必要がありますね。

※ここに書いてあるものは、私の実体験をもとにしています
 各手続き方法や、書類に関しては、お住いの市町村にお問い合わせ下さい!

 

ここまで読んでいただきありがとうございました。

また次の記事でお会いしましょう(*^^*)